新訳 紅桜編 感想



劇場で見てきましたよ!ここ数年のベストに入るくらい素晴らしい出来でした。
しょっぱなからどいどいネタバレでいきますよ〜


・ワーさんとナーさん!?
・エリザベスが画面上に出るだけで噴出してしまうマジック
・「お兄さん、あのー!」「うるせぇ!」素晴らしい応酬!(笑)
・また子が、めちゃくちゃかわいいい!!
・似蔵に吊り下げられてるときのまた子の足、綺麗すぎてそればっか見てました。
・ところで武市変態先輩、かっこよくね・・・?気のせい?でもやっぱかっこよくね?
・高杉は羽織を羽織るとパーフェクトな着こなし(訳;ドツボな格好である)
・あぶとと神威のやりとり大好きすぎる…!!あの、「へいへい」っていう受け答え。
・銀さんとお妙さんの「かわいくねー女」「馬鹿なひと」、何度見てもいいなあ。なんというか、恋人じゃないけどそれ以上に深い男女の仲、みたいな。
・万斎が予想していたよりみどりみどりしてて驚き。そうだコイツアニメみどりだった。
・神楽のアクションシーンはどれも手に汗握るほど素晴らしかった。また子との打ち合いとか早すぎてついていけないレベルでしたもん(もちろんいい意味で)
・鉄子と鉄冶のやり取りに、原作では涙出なかったはずなのにホロリ
・バクチ・ダンサーがバックの殺陣のシーンは銀魂屈指の名シーンであります!たぎる!
・そして不覚にも、ヅラと銀さんの応酬にじわっと涙が…。
・ED凄い!音楽の挿入と青空に舞うエリーパラシュート、演出の全てが素晴らしい!
・EDの真撰組がすきです。あいつらはキホンあんな立ち居地でいい。
・「山崎しらべとけ!」「はいよ」からミイラになるんでしたね、そういえば。
・そしてまさかのワーさんとナーさん!!!

紅桜編(13巻)はたしかはじめて銀魂の単行本を買って読んだので、思い入れがあります。(それまでは弟が買ってくるジャンプで度々見てただけなので)読んだ当初から、上手くまとまってるなあと思ってはいたんですが、映画にするとこれまた上手くはまっててよかったです。

わたしは最後の高杉と桂のやりとりが本当に好きで、(たぶん銀魂で一番好き)
「はじまりはみな同じだった、なのにずいぶん遠くへきてしまったものだな」
「はじまりこそ同じだったかもしれねーが、てんでばらばらの方向をむいてたじゃねえか」
この二つの言葉はセットで、それこそ人生の名言の位置まできています。どんだけ!?ってかんじですがホントね、これだけはぶわっと感情があふれてね・・・!

学校でも幼馴染でも、同じ教室や同じ場所でおんなじような目標を持って一緒に進んできたはずなのに、いつのまにかすごく遠くにいってしまった人たちを思うとどうしようもなく切なくなります。たぶん遠くに思っているのはお互い様なんだろうけれど、ふと思い出すと、悲しいとも寂しいとも違う、なんともいいようのない切なさであふれます。「さよならだけが人生だ」たしかにそのとおりだな、と20越してようやくその言葉が身にしみて理解できるようになりましたね。ん〜あと20越して理解できたのはワインと芋焼酎の味かな・・・・。あとはもう失ってくばっかですね。お肌も当に曲がり角すぎたしね。ほんともう大人になりたくないよー!!!

とはいえ春は別れの季節、わたし自身もこのサイトを見てくださっていたみなさんとの別れを向かえます。それでも少しの時間をみなさんと共有できたことを、うれしく誇りに思います。では、ここまで読んでくださった方、そして今まで作品を見てくださったすべてのみなさんに感謝をこめて。

ひなより 拝